社長日記
2024年5月15日
マスノスケ揚がる
昨日、マスノスケが水揚げされました。
ご近所さん達から、マスノスケが揚がったら連絡がほしいと頼まれていたので、電話をして捌き方を見学に来てもらいました。
マスノスケを見て、開口一番「こんなに大きいんだ!」と驚いていました。
今回水揚げされたマスノスケは10㎏でした。
頭が黒っぽいメタリックな色をしていて、まるで金属のようです。
ハラスの脂の厚さと全体にオレンジっぽい色が、その身質の良さを物語っています。
ますのすけは、近海物キングサーモンのことで、和名でマスノスケと呼ばれます。
日本でキングサーモンが水揚げされること自体が珍しいことで、入手も非常に困難な魚です。
魚体が10㎏くらいとなると、非常に高値が付き、まずは一般には手に入れることができません。
ほとんどが予約で一部の限られた高級料亭などにしか流通しないのです。
また、例年5月前後が水揚げのチャンスですが、年によっては1本も水揚げされない時もあります。
旬的にも、この時期の身質が最高潮に達します。
このあとマスノスケは噴火湾をかすめるようにして太平洋に向かって移動していきます。
これくらいのサイズだと、お刺身が50セットくらい作れるのですが、ご予約いただいていた分もありましたので、ラインでご案内したところ、一瞬で完売になりました。
お断りした方々にも食べていただきたいので、今季、もし水揚げされましたら、もう一度セリ落としたいと思っています。 良かったら予約をくださいね。
春は、マスノスケと板マスが水揚げされると、縁起の良い魚が揚がったぞ!みたいな空気感になり、工場がざわつきます。
みんな手を止めて、 捌くところを見学しますが、包丁を入れるたびに歓声が揚がります。笑
2024年5月10日
春の大漁フェア
前浜、鹿部に定置網が入りました。
秋には網を引き揚げてしまうのですが、毎年5月に再び定置網を入れます。
定置網は大きい網なので、いろんな魚が大量に入ります。物流などの流通視点で見ても、
最も安価で手に入るのは、やはり前浜の魚です。しかも水揚げしたての魚ですから、鮮度も極まります。
そこで今年から、定置網が入ったら、年に一度の春の大漁フェアを開催することにしました。
鮮度も最高で、価格も破格値ですから、春の魚を楽しんでいただけたらと思います。
ほんとに安いですよ。
但し、加工にあまり手をかけず安価に販売したいので、規格などはいろいろですから、多少の不揃いや規格外などはご愛敬ということでお願いします。
順次掲載していきますので、お楽しみに。
あと、サイトリニューアルですが、今回のリニューアルは大型システム改革になるので、少々手こずっております。
予定より遅れていますが、完成したらお知らせしますね。
それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
2024年2月28日
サイトリニューアル中
北海道は、少し寒さも和らぎ始めました。
まだ雪は降りますが、気温が上がっているので降った雪も融けやすくなっています。
その後、スノートレッキングも何度か行きました。
鹿部町から大沼公園へ抜ける林道や、大船町の林道など、数か所歩いています。
雪道を歩くのは、足腰を鍛えるには最適です。
景色も良いので、楽しみながらトレッキングしています。
近年、地震などの災害が増えてきました。
京都大学の地球科学者は、2011年から大地変動の時代に入ったと話しておられました。
教授達は、将来起きるであろういくつかの大きな震災を予測していますが、北海道は非常時、
食料を供給する重要な役割がありますので、さかなだマートも協力できるように、しっかり運営してまいります。
その時、さかなだマートは「何でもって、どのように貢献できるのか?」
ピーター・ドラッカーの問いかけですが、しっかり役目を果たせるように身体も鍛えておきたいと考えています。
さて、昨年からさかなだマートのサイトリニューアルに取り組んでいます。
システムが古くなってきたことにより、便利な機能を使えなくなったり、不具合が発生してお客様の利便性の追求も出来なくなってきています。
そこで今回は、システムをメインに、デザインも新鮮味を感じていただけるフレッシュなデザインに再構築しています。
また、従来からご愛顧いただいているお客様に、負荷なく使っていただけるように細心の注意を払っています。
リニューアルの時期は今のところ明確にはお伝えできませんが、近くなり、見通しが出来次第、改めてごお知らせさせていただきます。
すでに構築に半年以上かかってますので、出来れば初夏までには完成させたいと思ってます。
2024年1月22日
スノートレッキング
昨日、一昨日と、スノートレッキングに行ってきました。
一昨日は、先週ほとんど雪が降らなかったので、ソリは持っていきませんでした。
昨日は、吹雪のように風雪が強かったので、これはチャンスと、ソリを引いて冬の撮影に出かけました。
外に出ると、辺り真っ白で、車の轍も足跡もありません。
ソリのRVボックスの中には小さなポットに入れたコーヒーや水分補給のドリンク、予備のカメラなど入れています。
後ろには、ソリの跡と自分の足跡だけが残ります。
ソリの滑りは上々。軽く引っ張っていけます。安定感もあり、方向転換にも素直に反応してくれ、多少の段差ももろともせずついてきます。
予想以上の滑り具合です。
いやあ・・思ったよりいいね。
これならカメラのレンズも大きなものを持っていけます。
そして歩くこと1時間、お気に入りの風景がいくつかあったので、撮影しました。
時折、雪が横に降るくらい風が強くなります。
ソリの中に入れていたコーヒーと、水分補給のドリンクで休憩です。
ボックスの中には、予備のカメラ、ザイル(ロープ)、水分補給用のドリンク以外に携帯電話、充電用バッテリー、ネックウォーマーやティッシュ、タオル、ライターなどが入っています。
携帯電話は事故があった時のため、絶対に必要です。また、寒冷地ではアルカリ電池はすぐにパワー不足となります。リチウム電池は低温に強いのですが、それでも若干電池寿命が落ちますから、充電用バッテリーがあると安心です。
今回はテストなので持っていきませんでしたが、次回はここに数本のカメラレンズが入ることになります。
ソリの左側に積んであるのは、アルミ製の輪かんじきです。積もった雪の上を歩きやすくなります。
輪かんじきが必要なほど積もっていなかったので、この日は使いませんでした。
昔はいくつかの冬山を登ったことがあるので、アイゼンやピッケル、長いザイルなど、必要な道具は一通り揃っています。
また、クライミングもしていたので、カラビナやエイト環、ハーネスなどもあります。
今回、新しく買い替えたのは、アンダーシャツやハードシェルと呼ばれるマウンテンジャケットなど衣服類でした。
30年前と違い、技術が進歩していて、けっこうハードな登りもあったのですが、一滴の汗も衣服内に残りませんでした。
おかげで快適なトレッキングが出来ました。
汗をかく登山やスノースポーツは、汗が大敵になります。汗を吸う綿類はだめです。
アンダーウェアに水分があると、気化熱を奪い低体温症になるので、アンダーウェアは水分を吸わないポリプロピレンや、汗を外へ逃がす透湿性素材のアウターやベンチレーションが必要になります。
この日のアウターは、南極観測隊が使うブランドの透湿性パーカーで、オーバーパンツも透湿性素材です。
雨は通さず、衣服内の湿気を外へ放出します。
少々高価ですが、登山などでは命を守るアウターとして必須です。
この日はマイナス4度。
水分を吸わないアンダーシャツ、長袖のアンダーシャツ、その上にフリース、更に薄手のダウンジャケットを着て、アウターにはパーカーを着ます。
重ね着はレイヤーと呼ばれますが、気温により重ね着の枚数を調整します。
運動して暑くなると、一枚脱げば適度に温度調整ができます。
運動して15分ほど休憩しましたが、休憩中も寒さを感じませんでした。
雪原まで来ると雪も深く、歩くスピードも落ちます。
十分楽しめたので、帰路につくことにしました。
今回は3時間のトレッキングで、動物も発見できず、なかなか感動する風景写真とまではいきませんでしたが、引き続き楽しんでいきたいと思っています。
体力と脚力はだいぶ取り戻したと実感できた一日となりました。
もう少し脚力が戻ったら、ショートスキーのスノーブレードも再開したいと考えています。
そうそう、防寒対策で大事なのは、肌近く露出している動脈をカバーすることなんですよ。
手首や首、足首など、肌近くに通っている動脈からの熱放出が、体温を大きく奪うので、暖かく包む衣服やウォーマーが大切です。
また、頭からの放熱も多いので、ニット帽なんかがあればいいですね。
災害の多い国ですから、アウトドアから少しでも参考にしていただければと思います。
2024年1月18日
エスキモースレッド
先週の土曜日、たくさん雪が積もったので、お気に入りのマウンテンジャケットを着て、リュックを背負って雪の森林をトレッキングに行ってきました。
50代前半、病になって200メートルも歩けなくなり、それから10年以上リハビリをしてきました。
2000メートル級の冬山に挑戦するという目標を立てて、とにかく自然の中を歩く練習を始めたのでした。
年を追うごと、歩ける距離が長くなり、今では病の前より脚力が強くなり、長距離のコースを歩けるようになりました。
登山の前に、目標としていたコースを、雪の日に歩きたいと思ってチャレンジしてみたのですが、自分の予想より歩けて見事ゴールできました。
雪の森林は、凛とした空気感があって、とても清々しいです。
エゾシカの足跡があったり、エゾリスが木に登っていく光景に出会えたりして生命感を感じることができます。
ここには、国の天然記念物に指定されているクマゲラという大型のキツツキも居るんですよ。たまに私の家に穴を開けに来ます。笑
厳しい冬にも逞しく躍動する生命は、なにより美しいと感じます。
そこで、そういった生命感を写真に収めることが出来たらと思い、カメラやレンズを入れるソリを作ったのです。
ソリには、休憩の時にお湯を沸かしたり、ちょっとした温かい食事もできるようにと、アルパインコンロやマグカップ、水分補給のドリンクなんかも入れます。
ホームセンターで子供用のソリを買ってきて、RVボックスを積むだけの簡単なソリですが、ロープやカラビナはロッククライミング時に使っていた本格的なものです。
名付けて、エスキモースレッド(エスキモーのソリ)!
まあ、そんなおおげさなものじゃないですが・・。笑
ベルトで腰に付けて引っ張っていくんですよ。ウォーキング用のストックも持っていくので、下りは滑って楽しもうかなと。
近々行く予定ですので、森の風景や、動物を撮ってきますね。
写真歴は長くて、結構名だたる賞をいくつももらってるんですよ。
またこうやってアウトドアに出かけることが出来て、とても嬉しいです。
2024年1月11日
能登半島地震による被災お見舞い
中には子供全員、奥さん、ご親族の方々10人、一瞬で失った方がおられました。
1人取り残され、なんでこんなことに??と、現場に立ち尽くしておられました。
悪夢であるなら覚めて欲しいと祈るばかりの心境だと思います。
頬をつたう涙と言葉が、その痛みが、ヒシヒシと伝わってきました。
我が身に置き換えることさえ躊躇してしまいそうな出来事に、深い悲しみを憶えています。
現在、日本赤十字石川県支社と石川県共同募金が連携して義援金の受付をしていますので、さかなだマート(有限会社 嘉楽)から義援金を送りました。
人々の痛みと悲しみは深く、簡単には癒えないと思いますが、今足りていない物や、復興時のために少しでもお役に立つことが出来ればと願っております。
2024年1月5日
謹賀新年
明けましておめでとうございます。
昨年中は、たいへんお世話になり、ありがとうございました。
また、地震により被災された皆様につきましては、心よりお見舞い申し上げます。
被災された皆様の生活が、一日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。
蝦夷富士(羊蹄山)