社長日記
2019年12月25日
LOHAS
ロハスってご存じですか?
LOHAS(ロハス)とはLifestyle Of Health And Sustainnakity の頭文字をつなげたものです。
健康で持続的なライフスタイルという意味で、自分も自然環境も持続可能にする暮らし方の総称となっています。
実は私たちがこの言葉を最初に使ったのは、20年前でした。当時はLOHASという言葉はほとんど知られておらず、また関心も
薄かったように思います。
また、5年前には、LOHAS関連企業からLOHAS賞をいただいたこともあります。
めるまがでLOHASを連載していたので、読んでくれて来社されたのです。
受賞理由は、この土地の豊かさでした。
真後ろに駒ケ岳があり、真前に噴火湾があり、山と海の間に漁師町があって、なかなかお目にかかれない豊かな自然環境で水産業を営んでいるということ。
そして、そんな豊かな自然の中で、自然を生かした製造方法で商品を作っているということでした。
表彰してくださった方は今はドイツに行かれ、LOHASに関係深い活動をされています。
ドイツは日本より遥かに自然環境改善に取り組む意識が高いそうです。
その方が来社された時、この地に着くなり、「あ、ここは何か違う」と特別なものを感じられたそうです。
元々このサスティナビリティ(持続可能性)という言葉は、水産業界が昔から使っていた言葉です。
天然資源の水産資源を絶やさない漁法であるとか、資源コントロールのために使われていました。
今年は温暖化や温暖化による気象の変化で自然災害が多い年でした。
また、高齢社会になり、健康にも一段と意識が高まった年でもありました。
来年も益々、人も自然も健康的で持続性の高い社会への関心が深まると思います。
人が健康であっても自然が傷ついていては人も持続可能な生活ができません。
古来から日本人は自然を敬い生きてきた民族です。
私たちは、いつも自然とともにあるという事を心に刻み、自然に感謝しながら来年も取り組んでいきたいと思っています。
みなさまも、来年はより一層健康的な暮らしができるよう祈っております。
それではあと少しですが、最後までどうぞよろしくお願いいたします。
2019年12月17日
特別大きなサイズのハタハタ
鹿部の漁師町では数日前からハタハタ漁が始まっています。2週間くらいと漁期は短いのですが、立派なハタハタが揚がってきます。
あまり漁が無いと1週間くらいで終わる時もあります。
いつも年末になると人気のハタハタですが、今年は特に大きなハタハタが揚がったので、紹介するのが楽しみです。
卵もおなかいっぱいに入っていて食べ応えがあります。
中には1尾300g近いハタハタもあるんです。
普段は、水深100?400メートルの大陸棚砂泥地に居るのですが、産卵期になると、2?10メートルの浅場に移動します。その頃が漁期になるわけです。
生息域は、主に北海道太平洋沿岸、オホーツク海沿岸です。鹿部は太平洋沿岸になるので、漁があるんですね。
いやあ・・それにしても今日のハタハタは立派だったなあ。いい魚が入ると嬉しいんですよ。「これはいいね!お客さん喜ぶよ。」って思うと私たちも嬉しくなってくるんです。
嬉しいことは共有したいもんですよね。
ハタハタ料理って言うと、秋田名物しょっつる鍋が真っ先に頭に浮かんできます。
しょっつるは、魚醤のことで、魚醤、水と出し昆布、日本酒を少々入れて炊く鍋です。
ハタハタだけでなく、タラや貝、野菜、豆腐なんかも入れて炊くとおいしいんですよ。
あとはそうですねえ、シンプルに煮つけ、塩焼きもいいし、山形では田楽にして食べるらしいですよ。
ハタハタを素焼きにして、甘い田楽みそをつけて焼き目を付けたものです。おいしそうですよね。今度やってみます。
今回みたいな大きなハタハタだと食べごたえがあって、身も美味しいですよね。
お先に今晩の晩御飯にハタハタを食べました。煮つけにしたんですが、想像通り最高でした。
私はハタハタの身が大好物なんですよ。ちょっと他にはない、あのつるっと感が好きで、卵のプチプチ感とつるっと感が絶妙なんですね。
あ、そうそう。冬の北海道エファと、お歳暮コーナーにも載せておきますね。
2019年11月26日
冬の北海道フェア
秋まつりを11月末に終了する予定でしたが、今年は消費税増税により、飲食店も厳しい状況が続いているそうですから、「北海道秋まつり」を「冬の北海道フェア」と題して継続することにしました。
冬の北海道フェアをするのは初めてですが、少しでも、日頃お世話になっている恩返しが出来ればと思います。
北海道の魚は、冬が季節と言っても過言ではありません。冷たい海から身を守るために脂がのって、身も引き締まります。冬の魚と言えば、カニはもちろんのこと、真だらや、ハタハタ、ゴッコ、タチなんかがあります。
他にもありますから、水揚げされる魚をどんどん掲載していきますので楽しみにしていてくださいね。
期間は12月2日~翌年の2月28日までです。
乞うご期待!
2019年11月20日
社長日記、ちょっとご無沙汰してました。
北海道は冬将軍がやってきて、とても寒くなりました。雪も積もっていて、もう雪かきの準備です。と言っても除雪車の整備ですが・・。
昨日、商品を、JALの機内誌に掲載したいとのことで取材に来られてましたが、カメラマンが、「やっぱり北海道をなめていたらだめですね。」とつぶやいてました。なんでも、シャッターを切る指が露出していて凍る思いをしたらしいんです。
北海道を背景に野外でも撮影したいと、外で長く撮影していて、しかも風が強かったものですから、体感温度がぐっと下がって凍りかけたのでしょう。
北海道のような寒いところで寒さに負けないためには、肌の露出を出来るだけ防ぐことが大事なんですよ。特に、動脈が出るところを隠すと結構耐えれるもんなんです。
手首の動脈部分はリストウォーマーで、首の動脈はネックウォーマーで覆うだけでもぜんぜん違います。
私たちは日々、冷凍倉庫に入って商品の入出庫をするのですが、マイナス30度以下の、しかも強風吹き荒れる庫内で、ある程度の時間入っていられるようにするには、やはり肌を露出させないことが大事なんです。
ダウンジャケットとオーバーパンツ、オーバーグローブはもちろんのことですが、意外と、これだけで?と思うのが、フェイスマスクです。フェイスマスクを装着するとしないとでは大違いなんですよ。
まあ、北海道でもマイナス30度というところは少ないですけどね。函館でも特に寒い日で、マイナス13度~マイナス16度くらいです。でも内地から北海道へ来られる時は、ちょっと過剰かなというくらい暖かくしてきてくださいね。
そうそう、JALの機内雑誌は、1月、2月合併号らしいですよ。JALの会員さんにも送るそうで、90万部くらい発行されるそうです。
ちなみにカメラマンは、イタリアで料理撮影専門カメラマンをしていたそうですよ。
私もイタリアで料理の勉強をしていましたから、話しがはずみました。
ゆくゆくは東京で、魚をメインとしたレストランを作りたいんだと話すと、「その時はぜひ、私に料理撮影をさせてください。」
と言ってくれてました。
え・・っと、JALの雑誌ですが、「AGORA]という雑誌ですので、
見てくださいね。
さて。北海道秋まつりのセールも残すところ2週間くらいとなりました。おそらく12月5日くらいまで延長すると思います。いつものことですが、飲食店さんは月曜日から水曜日に仕入れされるところが多いんです。
今調べてみると、11月下旬が日曜日が30日ですから、「12月の3日頃まで待って!」との依頼が多くなると思います。
最後まで良い商品を提供してまいります!
どうぞよろしくお願いいたします。
2019年10月11日
台風の備えは大丈夫ですか?
1.【事前に準備しておくもの】
大型の台風が迫っています。
特に関西以北にお住まいの方は気を付けてください。
準備しておいたほうが良い物を書いておきますので、
参考にしてください。
・懐中電灯
・ミニランタン
・乾電池
・モバイルバッテリー
・ラジオ
・ポータブル発電機
・ポータブルバッテリー
・自家用車のガソリン
・着替え(数日分)
・薬
・非常用トイレ
・常温で食べられる非常食
・カセットこんろ
・飲料水(断水時)
また、内閣府政府広報オンライン」(@gov_online)は7日、
<風が強まる前に家の対策を>と10のポイントを
紹介しています。
・雨戸やシャッター(ちゃんと閉まるか点検補修を)
・窓(ひび割れやがたつきがないか)
・雨戸やシャッターのない窓(割れたガラス飛散防止のために
カーテンを閉めたり窓に飛散防止フィルムを貼る)
・雨どい(枯れ葉や砂がつまっていないか)
・屋根瓦やトタン(めくれたり壊れたりしていないか)
・テレビアンテナ(錆びたりゆるんだりしてないか)
・物干し竿(飛ばされないよう下に下ろしておく)
・庭木(飛ばされたり、倒れないように固定する)
・植木鉢(強風で飛ばされそうなものは家の中へ)
・プロパンガス(固定されているか)
2.【台風対策・情報のページ】
気象庁 台風情報 https://www.jma.go.jp/jp/typh/
国土交通省防災情報提供センター(携帯電話用)
http://www.mlit.go.jp/saigai/bosaijoho/i-index.html
気象庁防災情報公式ツイッターアカウント @JMA_bousai
内閣府政府広報オンライン公式ツイッターアカウント @gov_online
東京防災 https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1002147/
気象庁の警報や自治体の避難情報、SNS公式アカウントの
正しい情報を常に集め、身を守ってください。
一昨年の北海道での災害時は、やはり電気が止まることが
一番困りました。
また、ガソリンの購入に制限がかかりましたので、
車のガソリンは満タンに入れておいたほうが何かと
都合が良いです。
また、コンビニやホームセンターも営業を止めてしまい
ました。
生活必需品で足りないものがありましたら、早めの
ご購入をおすすめします。
被害が出ないように祈っておりますが、備えあれば
憂い無しと申します。
十分に準備しておくに越したことはありません。
また、千葉にお住まいの方は不安のことと思いますが、
ご近所の方たちと連絡や相談をし合い、
気をしっかりお持ちになって、冷静に対処してくださいね。
2019年10月08日
HBC 野生馬の取材
昨日、北海道放送の取材で野生馬を探しに付き添いました。
以前、道路を走る白馬をユーチューブに載せたのですが、それを見てテレビ局が案内してほしいと依頼に来たのです。
どうやら、50年前に放たれた馬が野生化して繁殖したそうです。近頃、畑を荒らしたりと、ちょっと悪さをしているようで、また、道路を走るようになったのも危険なので、何か対策が無いかと道が試行錯誤しているようです。
以前は山の奥深くでしか見なかった野生馬ですが、ここのところ町まで下りてくるようになりました。
そんな事で、どの辺りによく居るのかということになって、さかなだマートを頼ってきたわけです。
それが、やはりよく居る場所は相当山奥なんですよ。国道から林道へ入って30分くらい来るまで上っていった頂上あたりによく居ます。どうしてそんな所知ってるのかって? はい、よく渓流釣りに山奥へ入るからです。
ずーっと走ること30分、その場所に着いたのですが、あいにく一頭も居ませんでした。頂上はちょっと開けた風になっているので、ドローンを飛ばしてみようかってことになって、辺り一帯を空撮したのですが、残念ながら、やはり居ませんでした。
上ってくる道中、馬の新しい糞が道に落ちていたので、近くには居るはずなんですけどね。
せっかく来たのに残念だったねえ・・と、カメラマンと話し、もしかすると帰り道に出会うかもしれないよと言っていたのですが、カメラマンたちは、私たちはここから峠を向こう側に下りていくルートを通りますねと、お別れすることになりました。
私一人帰り道、思っていたことが現実になり、私のほうは馬に出会うことが出来たのです。「ああ・・やっぱり一緒に帰ったほうが良かったなあ・・」と思いながらスマホの電波が入るところでカメラマンたちに電話したのですが、「社長さん!こちらも出会うことが出来たんですよ!」と、なんと!彼らも4頭の馬の群れに出会うことが出来たそうなんです。
どんな馬か、ちょっと写真を載せますね。
山の中へ入っていく野生馬。この馬は単独行動でした。
林道で出会った野生馬。最初は熊かと驚いたのですが、馬でした。でも、じろっと睨まれたらちょっと怖いものがありますよ。
人間の都合で放たれ繁殖した馬たちです。中には仔馬を連れた群れもあります。畑を荒らされるとのことですが、対策も、馬にやさしい対処の仕方をしてほしいですね。
2019年10月06日
ヤナ漁
鮭が川に遡上した時の漁法、ヤナ漁を動画に撮ってきました。
こちらは北海道鹿部町の川ですが、こんな小さな川にも鮭は遡上します。ヤナ(ウライ)という漁法です。木で組み立てた箱の中に入ったら出ることが出来ないようになっています。
2019年10月04日
おさかなヘルシーパワー
ただいま、おさかなヘルシーパワーのコーナーを作っています。魚はとても健康に良く、その健康パワーも、近年の研究により更に素晴らしい発見があり、益々脚光を浴びています。
自然からありのままに接種できるので、もっと魚を食べていただきたいとの思いで構築しているところです。各、さかなのご案内ページにも掲載し、広く知っていただきたいと考えております。
今回のコーナー作成に当たりましては、札幌の管理栄養士にご協力いただきながら進めています。
出来上がりましたら、ご案内いたしますね。
2019年9月26日
北海道秋まつり開催
北海道は鮭も水揚げが始まり、浜は俄かに活気づいてきました。気温が下がり、水も冷たくなるころ、魚の鮮度も脂ののりも最高潮になってきます。
秋、冬は北海道の食が美味しい季節です。鮭やブリ、秋ほっけ、渡り蟹、ヤリイカと、美味しい魚貝が目白押しです。
今年は例年より、魚種や製品の種類を増やしますから、ご期待ください。
そうそう、先日、プロフェッショナルという番組で、「研ぎ師」のドキュメンタリーが放送されてました。
包丁の研ぎの道51年、齢70になる職人の話しでした。
包丁は私たちも思い入れが強い道具ですから、食い入るように観ていました。精神から技術に至るまで、あれは本物のプロです。
働き方改革、Ai時代と、時代は変わりますが、あの技術はそういう時代だからこそ、継承していきたい仕事だと思います。
日本の強みは技術です。これからの日本、多くは自動化していきますが、研ぎ師のような技術はAiやロボットでは難しいと思います。
目の前の事だけに囚われず、同じ未来を見るならもう少し前を見れば、こういった人間でしか出来ない技術が社会的地位を高め、価値が高くなるのが見えると思います。
技術者は今は踏ん張りどころです。軸をぶらさず、良い技術を継承することに頑張ってほしいと思います。私たちのスタッフには、高くついても良い包丁を持つように勧めています。
包丁という日本独自の良い技術を知ってもらいたいことと、魚をさばく良い技術を磨いてもらいたいからです。
この話しはまた改めて書きますね。
それでは北海道秋まつり、11月下旬まで開催しますので、ご利用ください。
2019年9月24日
鮭はとてもヘルシーな魚
前浜では、鮭の水揚げが始まりました。初秋の鮭は、体表が銀色できれいです。
今日は、改めて、さかなだマートが作る、極上鮭フィレの製造方法をお話します。
前浜の鮭は、早朝に水揚げされ、その時点では生きています。その鮭を氷水で締めて少し置いておくと、死後硬直が始まり、身が締まってきます。
これは鮭のエネルギーの元である、ATP(アデノシン三リン酸)という成分が分解されて旨味成分に変わっていくプロセスです。完全に分解されてしまうと身が柔らかくなってしまいます。
私たちは、分解されて旨味成分が出てきて尚且つ身が締まっている状態の時にフィレに捌くんですね。そのタイミングは極僅かですが、素早くフィレにして、真空包装し、マイナス65度のブライン凍結(液体瞬間凍結)で素早く凍らせています。
鮭をブライン凍結機に入れると、みるみる内にサーっと、表面が凍っていき、白っぽくなります。それくらい強力な凍結機なんです。
鮭を生で送った場合、翌日着、翌々日着になりますから、ほとんど鮮度落ちしてしまうのですね。それよりも、ベストな時点で締めて、強力な凍結機で凍らせたほうが、身質も鮮度も格段上なんですよ。
この鮭をご案内しても、多くの方は信じられないようですが、「試しにもらってみるよ」と試食された方からは、絶賛の電話をいただくことが多いんです。
おそらく初めての方は、こんな鮭見たことないと言われると思います。でも、それが本当の鮭なんですよ。
そうそう。鮭は、とてもヘルシーな魚なんですよ。
鮭は、身が赤いので、マグロなどの魚と同じように思われますが、実は白身魚です。赤い色素のカテノイド色素、アスタキサンチンを含有しているので、赤い色をしています。
鮭を包丁で卸していると、少し鮮度が落ちたり、季節も終わりに近づくと、赤い色素が外へ流れ出すことからも、赤身でないことがわかります。
アスタキサンチンは、老化や病気の一因となる、サビをブロックするとして注目を浴びており、別名、若返りビタミンとも呼ばれます(アンチエイジング効果)。抗酸化作用は、ビタミンEの約500倍とも言われてます。
また、その抗酸化作用(サビをブロック)はビタミンCの約6000倍、コエンザイムQ10の約800倍、カロテンの約40倍とも言われていて、副作用も、これまでのところ、一切報告は無いと言われています。但し、過剰摂取すると稀に下痢を引き起こすことが報告されているそうです。
美容にも良いらしく、アスタキサンチンは、単体でも効果はあるとされていますが、他の成分に効果をもたらすと言われ、コラーゲンやエラスチンの生成をサポートするので、美容にも良いということです。
どうですか?自然の力ってすごいですよね。
2019年9月13日
災害のお見舞い
九州、千葉、四国など、気候変動の影響で大雨や台風災害が続出しています。
災害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。
近年、北海道にも大きな台風が来るようになり、ここ数年で3~4日電気が不通になることが二度ありました。
みなさまに温かいご支援のお言葉をいただき、とても勇気づけられました。
今回の台風は、千葉房総に大きな被害をもたらし、未だ電気が通らず、物流も止まり、遮断された状態と聞きます。
私たちも昨年の経験から、その苦痛がよくわかります。一刻も早い復旧を心から祈っております。
今年は昨年の経験から、社員にも防災対策を事前にするように指導を入れています。特にライフラインの、食料、水、電気、ガスなどが止まると、生活する上でさまざまな支障が出るので、準備しておくように、マニュアル化して伝えています。
私は若い頃から人命救助などは積極的に参加してきました。小さい頃から自然が好きで、登山、ロッククライミングなどのアウトドアをしてきたので、こういった危機管理は一般の方より優れていると思います。
4年前、この近くで遭難した子供の捜索にも参加していました。毎日、登山用具とファーストエイドキット、エマージェンシーホイッスル、発煙筒、水、食料などをリュックに詰めて、山へ入り捜索していました。
幸い発見され、大事に至りませんでしたが、駒ケ岳山麓は、深い樹海になっていますまら、子供が迷えば命も危うい状況になると容易に想像できます。
毎日捜索に出るのですが、日を追うごとに、もし迷っていたら危ない状況だと脳裏をかすめます。
昔と違って、便利な世の中になりましたから、日頃あまり不自由を感じません。生活の中で使う道具なども、ほとんど電気に依存しています。ですから、逆にこういった災害が起きると、日頃不自由なことを経験しないゆえに、どう対処して良いか、何を準備しておけば良いかが分かりにくくなっています。
みなさまも、災害時に必要な物を知っておくだけで大きく違いますので、知識と最小必要な物だけは備えておいてくださいね。
・ペットボトルの水
・火(マッチ、ライター)
・懐中電灯
・スマホ充電器(乾電池式)
・アルカリ乾電池
・ファーストエイドキット
・ハンディライトとランタン(電池式)
・鉈
・保存食(カンパン、缶詰、カップ麺など)
・ラジオ
・カセットコンロとガス
・緊急ホイッスル
少なくとも、こういった物があれば、違ってきます。また、災害時のためにもう少し準備しておきたいと思うなら、ティッシュペーパーや、簡易トイレ、エマージェンシーシート、使い捨て紙パンツ、毛布、雨具、工事用シート、タオル。もっと準備しておけるなら、発電機、ポータブル電源、テント、ソーラーパネルなど、加えておくと万全です。
用具は出来るだけ目立つ明るい色をお勧めします。救助隊に発見されやすいからです。
千葉で災害に遭われている方々が、一刻も早く通常の生活に戻れるように、心から願っています。
2019年9月2日
ぼたんえび生産近し
今年は北海道も雨が多くてほとんど晴れ間がありませんでした。夏らしい夏と言えず、気温も例年より低めでした。
社員たちは、もう秋が来るの?と、ちょっと残念そうです。こんな話しをすると、本州の人たちは、すごくギャップを感じるのではないでしょうか?
北海道内でも気温の差が大きく、旭川や札幌はとても暑いのですが、釧路や、私たちが居る鹿部町は、夏でも気温が低めなのですよ。ですから社員たちは、短すぎる夏を残念がるのです。
さてさて。9月2日から秋のぼたんえび漁が始まりました。春と秋に漁があるのですが、秋は子持ちなので大人気です。噴火湾と言えばぼたんえび、ぼたんえびと言えば噴火湾と言われるほど有名なブランドなんですよ。
9月5日頃から始めますので、ご期待くださいね。
2019年8月17日
北海道鹿部町の花火大会
8月17日に、北海道鹿部町で、花火大会がありました。
台風が近づいていたので、今年は中止かなと思っていたのですが、朝には風も止み、昼からは晴れたので、例年通り開催されました。鹿部町の花火大会は、噴火湾でも最も早くから開催されたということもあって、とても盛大です。
函館や札幌からも沢山の人が観に来るんですよ。
函館の花火も素晴らしいのですが、ここの花火の素晴らしさは、なんと言っても目の前の海から打ち上げられるので、迫力があることです。
花火が開くのとほぼ同時に音が届くので、余計に迫力があります。
また、最後に打ち上げられる花火は圧巻です。花火との距離が近いこともあって、打ち上げられる、あまりの数に視界からはみ出てしまうほどなんですよ。
近くには道の駅があって、温泉が大きな噴水のように噴き出る間欠泉公園もあり、足湯にも入れます。食堂や温泉の蒸気で蒸す魚や卵も美味しいですよ。
食堂では、「浜のかあさん定食」が人気で、大きなタラコと、魚の煮つけがセットになってます。特に外国人の人たちに大うけです。
私の知り合いの漁師さんも働いていて料理してるんですが、これがまたいい味付けなんですよ。
ああ、そうそう。年々キャンピングカーで北海道を旅する人が増えてきていて、道の駅に来ている車も半分がキャンピングカーって時もあります。
お話しを聞いていると、定年退職して余裕ができたので北海道を一周している人が多いです。
みなさんも是非楽しみに来てくださいね。
2019年7月17日
新商品を作りました。「ほっけザンギほんのりカレー風味」
新商品を作りたくて作りたくて、ずっとチャンスを待っていましたが、工場の増築工事も済み、やっと素材に向き合うことが出来るようになりました。
やっぱり私は工場が性に合ってます。
第一弾は、ほっけザンギです。
ザンギとは唐揚げのことで、北海道では、たこザンギやほっけザンギという風にザンギと呼びます。
ザンギと唐揚げの違いって何?
そんな質問が聞こえてきそうですが、どうやら道産子も定義がはっきりしないようです。
これを道産子が語り始めると、ちょっとうるさいのですよ。笑
「ザンギはザンギ、唐揚げは唐揚げ!」と言います。
で、どう違うの?と聞くと、「ザンギはザンギだべ」と、これまた根拠の無い話しで・・。
どこまでいっても、違いを語れる人がいないのです。
で、どうしてザンギって名前が付いたの?と、更に聞こえてきそうなのでお答します。
昭和35年頃に鶏のブロイラーをぶつ切りにして下味を付けて油で揚げたのがザンギの始まりだそうですが、
この時に中国の唐揚げ「ザーチー」に、運がつくようにと、「ン」を加えて「ザンギ」と名付けたそうです。
うーん・・。
じゃあ、ザンチーになるんじゃないの?と思うのですが、そこは大雑把というかおおらかというか、道産子の性質
なのか、はたまたザンチーが訛ってザンギになったのかは定かではありません。
と、まあ・・カンカンガクガクのザンギですが、ほっけのザンギ、これは道産子が普通に食べるホッケの食べ方です。
これを私たちが洗練させて開発したのが「ほっけザンギ」です。
揚げ物だからと手を抜きません。素材は刺身並みに鮮度の良いホッケを使います。
一度試してみてください。
あ、そうそう。半年ほど前ですか・・、秘密のケンミンショーに依頼されて、北海道の海産物を番組にたくさん提供
したことがあるのですが、その時に、芸能人がさかなだマートのほっけを唐揚げにして試食していました。
ゲストたちは、北海道ではホッケを揚げて食べるの?と少々驚かれていましたが、食べて二度びっくり、美味しい!
と感動していました。
私も好きで、よく食べますが、カレー粉と塩を混ぜたカレー塩なるものを小皿に入れて、ザンギに、ちょんと付けて食べます。
これが旨いんですよ。
●ほっけザンギほんのりカレー風味
https://sakanadamart.net/shop/item/fish/hokke/hockezangi.html
冷凍のまま揚げることができます。
むしろそのほうが鮮度良く出来上がります。
ホッケは冷蔵解凍中にも鮮度落ちが進みますからね。
2019年7月10日
いつもお世話になり、ありがとうございます。
さかなだマートもたくさんの方々にご支援を受け、毎日忙しくさせていただいております。
近ごろ、生産が追い付かない商品もちらほらと出てきましたので、今年1月から工場の生産能力を上げるために、SDエアブラスト凍結スペースの拡張や、機械を再設計したりと、忙しく取り組んでおりました。
冷凍庫の拡張や、工場内の見直しなども行い、お客様に極力お待たせすることのないよう改善していた次第です。
半年がかりでしたが、やっと一段落し、商品開発を含め、今後のサービスなどにも力を入れていきたいと考えております。
引き続き、魅力ある商品の提供に励んでいきたいと思いますので、今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
北海道は、晴れた日はやっと暑さを感じるようになってきましたが、本州のほうはもっと暑い日が続いていると思います。こまめに水分補給をしてお体ご自愛くださいね。
2019年6月5日
本まぐろ祭り開催予定
一昨日あたりから、北海道、道南太平洋側に本マグロがやってきました。
今年は、23㎏以上でなければ水揚げしてはいけないという規制のもと、水揚げされています。
今日は、姿で1本送って欲しいという依頼を受けていたお客様のため、初入札し、魚体を見てみました。
品質は、なかなかの物でした。
さて、これから日々、札を入れていきますが、相場が安定し、漁獲量も安定すれば、今年は「本マグロ祭り」を開催したいと企画を考えています。
マグロの生出荷も行いますので、楽しみにしていてください。
ただ、なにぶん天然物ですから、水揚げが減ったり高値になれば、開催できなくなる事もあります。
また、開催しても、途中で終了することもありますので、ご了承ください。
2019年5月23日
驚きの板マス
今日は驚きの板マスを落札しました。
板マスとは、本鱒(サクラマス)の種ですが、お腹の脂の乗った部分が異常に下に伸びて、まな板のような姿をしているところから板マスと呼ばれるようになりました。
板マス自体、年に一度お目にかかれたら良いほうですが、そんな板マスの中でも、今日落札した板マスは、私もお目にかかったことが無い特別な板マスです。
「またすごい板マスが揚がったもんだねえ。身も丸いね。」
「なんかちょっと今までの板マスとは違うぞ・・。」 以前、他社が、どう見てもこれは大きなサイズのサクラマスであって板マスではないだろ、というものを板マスで販売していましたが、板マスは、素人目にもハッキリわかるくらい、四角っぽいのです。これが本物の板マスです。
お腹を割った瞬間、「なにこれ??」と、その脂の乗りと、身の美しさに驚かされました。「ハッ」とすることってありますよね。そんな風にしか表現できないのですが、「ハッ!」「えっ??」って感じです。一瞬何が目に飛び込んできたのか把握できないくらいで、すぐさま「スタッフ全員を集めてくれ!」と叫んでました。
このお腹と言い、お腹の切り口の厚さと言い、そして身の鮮やかさと言い、ただただ驚くばかり。
今日は朝から失敗があって、ちょっと社内の空気が沈んでいましたが、みんながこの板マスを見た瞬間、「すっごい!!」と、パーっと空気が一瞬で切り替わるのがわかりました。
さっきまで曇っていた空気が一気に快晴になり、みんなをハッピーにさせてくれたのです。それほど、この板マスはすごかったのです。
「社長、これ試食できるんですか?」と誰かが質問しましたが、「ああ、ダメダメ! 長く待ってくれてるお客様が居るんだから。」と私。
本来は、試食して、お客様にどんな味がするのかなど説明しなければいけないのですが、この機を逃すと、長らくまってくれていたお客様に、更に1年も2年も待っていただく羽目になるかもしれないわけですから、さすがに試食は出来ませんでした。
最も試食してみたいのは私なのかもしれませんが。笑
このあと、お腹を割ってみて更に驚きました。厚みと丸みがあり、ちょっと今までのとは違うな・・と思っていたのですが、まさかここまで脂がのっているとは想像だにできませんでした。
2枚におろしたところ。中骨の右側に白い帯状の模様がありますが、ここに脂が入るくらいの板マスは見た事がありません。
みんな海と魚が好きですから、珍しい魚が揚がったりすると大喜びなんですよ。私もこんな時ばかりは童心に帰ってしまいます。
また、水揚げされたばかりの板マスで、しかもウロコも揃っていて美しく、これだけ条件が揃っているのは珍しいことなんですよ。
実は、今もまだ興奮冷めやらぬ気持ちで書いてます。
そして、こんな珍しい魚に出会わせてくれた、大自然とお客様に心から感謝しています。
今日は本当に記念すべき一日となりました。
こんな板マスには、二度とお目にかかれないかもしれないので、捌きながら、包丁に伝わる感覚を脳裏に焼き付けておきました。
使った包丁は、出刃と、柳1尺1寸、正本。全身全霊を注いで、海からの恵と、ご予約いただいていたお客様に感謝しながら捌きました。
2019年5月7日
ヒツジと散歩
写真を整理していると、こんなのを発見しました。
以前、函館の赤レンガ倉庫の前でヒツジと散歩をしている人と出会った時の写真です。左手には掃除道具を持っているので、町を綺麗にしながらヒツジと散歩しているのでしょうか。写真いいですか?と聞くと満面の笑みで応えてくれました。
私が住んでる近辺でも、ボルゾイ、パグ、柴犬、セントバーナード、ゴールデンレトリーバー、ヨークシャテリアなど、いろんな犬と散歩しているのを見かけますが、さすがにヒツジと散歩をしている人と出会うのは初めてでした。
2019年4月27日
林道で野生馬と遭遇
先日、山へ行者ニンニクを採りに行った時、またまた野生馬に遭遇しました。
あ!と発見して、車に積んであったビデオを回しました。
今回は、道路を走る白馬ではなく、山を駆け巡る馬です。
ほんの一瞬しか撮れませんでしたが、動画をアップしたので観てくださいね。
ちょっと毛並みがいつもと違いました。しかも3頭とも個性的な色でした。
2019年4月18日
北海道に春来る
ようやく北海道にも春が来ました。
温かくなると木々は一気に芽吹きます。このあと葉が開いて新緑がとても美しくなります。
フキノトウも芽が出たと思ったらすぐに葉が開きます。昨日まで芽だったものが一日で葉になるんですよ。
会社にデッキがあって、ディレクターチェアに座って新緑を見ながら休憩します。回りが森なので森林浴を楽しめます。
マイナスイオンのシャワーをいっぱい浴びてまた作業です。
今日はひたすらホタテ貝の殻外しと、ほっけ一夜干し、そしてイカの一夜干しを作りました。GW前でオーダーが沢山入っていて忙しくしています。
2019年4月16日
ブリのメト化を防ぐために
先日、函館工業技術センター、水産科の博士に会いに行ってきました。
ブリの褐変化を防ぐための、最新の研究を教えていただくためです。
ちょうどこの春から赴任されている緒方研究員が、九州でブリの研究をしていたとのことで、いろいろ話しを伺ってきました。
吉岡博士にも同席いただき、緒方さんと私、他、さかなだマートの社員2人の計5人で、1時間以上に及ぶミーティングを行いました。
メト化(メトミオグロビン)という、血合いが褐色化する現象が、どのようにして起きるのか、さまざまな視点から原因を教えていただきましたので、早速採り入れ、防いでいきたいと思っています。
また、ATP(エネルギーの元)の新たな発見もありました。ATPも判断を間違うと、褐変化の一因になり得るのです。
ATPが分解され、エネルギーが生まれるわけですが、体内のATPの残り方次第では、褐変化を促進してしまいます。詳しいことを書きだすと膨大になりますので、割愛させていただきますが、今回の対談から、ほとんど褐変化させないブリが出来る確信を持てました。
他にも電子顕微鏡を見学させていただいたり、鮮度を長時間保つ不思議な氷の原理など、先端の水産研究の現場を見せていただきました。
この電子顕微鏡、30万倍まで拡大できるそうで、原子核まで見ることが出来るそうですよ。500倍で花粉のトゲが見えるのですから、30万倍って想像が付かない驚異の世界ですね。
菅原博士は量子論のこともよくご存知で、私も勉強しているところですから、ちょっと話しただけで意気投合しました。
今回は、ブリの研究がテーマでしたから、その話しはまたの機会にと、その場をあとにしました。
さかなだマートから一緒に行った若い社員二人も、こんな機会がめったにないことから大喜びでした。会社に帰る道中も、帰ってからもブリの話しでもちきりでした。
今年の秋からまた生産が始まりますので、教わったことを反映させて、より良い商品作りをしていきたいと思っています。
2019年4月15日
ほたて貝のアイヌネギ焼き
今回はすぐに味が決まりました。あと一つはバターを入れることにしました。アイヌネギ(行者ニンニク)の醤油漬けと、バター、アイヌネギを漬け込んだあとの醤油出し、この3点をホタテ貝にのせて試食してみましたが、とても美味しくなったと思います。
アイヌネギの醤油漬けだけでも美味しいのですが、バターを入れることによって少しまろやかさと深みが出たような気がします。
元々、バター、醤油、ニンニクはよく合う素材ですから想像通りに出来たと思います。
焼く前のほたて貝アイヌネギ焼き
焼きあがった、ほたて貝のアイヌネギ焼き
こんな感じです。ほたて貝とアイヌネギがよく合います。
2019年4月11日
金の鱗、花削り昆布
さあ、北海道も春になって、浜では魚がたくさん水揚げされるようになってきました。毎日、しっかり包丁の手入れをしながらフィレに捌いています。
昨日、久しぶりに作った商品があります。花削り昆布を使った、刺身用真鱈の花削り昆布〆です。
実はこの商品、幻になりかけていた商品なんですよ。人気が高かったにもかかわらず、一時期、花削り昆布が入手し難くなっていて、しばらく生産を止めていました。
私たちにとっても作りたい商品のランキング上位に入ってきます。まあ、ほとんどはお客様が喜ばれる商品が、私たちにとっての作りたい商品になるのですが。
ただ、よく切れる刺身包丁を使っていただきたいですね。昆布は薄く削っているとは言え、包丁が切れないと、魚からうろこのように剥がれ落ちたりずれたりします。
私たちは花削り昆布を、金の鱗と呼んでいますが、とても品格高い商品です。
2019年4月9日
ハートのサクラマス刺身
ちょっと遊び心で作ってみました。ハート形のホタテ貝の貝殻にサクラマスの刺身を盛り付けています。
バレンタインや誕生日、還暦のお祝いなんかに楽しそうですね。
北海たことアサツキ新芽のぬた和え
昨日、北海たことアサツキ新芽のぬた和えが完成しました。スタッフみんなで試食しましたが、全員一致で美味しいとのこと。北海道の春らしい商品がまた一つラインナップに加わりました。
酢、味噌、アサツキの組み合わせは、私も個人的に好きな商品です。あればついつい手が出てしまいます。
現在、新商品お試し販売コーナーに掲載しています。北海道フェアからでもご購入できますよ。
2019年4月3日
ほたて貝のアイヌネギ焼き試作
早速ですが、行者ニンニク(アイヌネギ)を5日間醤油漬けにし、刻んでホタテ貝に乗せ、試作してみました。ホタテ貝はもちろん、前浜産(噴火湾)のほたて貝です。
漬け醤油も行者ニンニクの良い香りがするので、少し加えてみました。試食は明日になります。
とてもシンプルですが、価値は高いと思います。行者ニンニクは少々高価ですが、今回は、奥尻の農家から直接仕入れができたので、コストも安価に抑えることが出来そうです。
手軽に料理でき、付加価値があり、そして安価で仕上げるという3点を満たせそうです。
ただ、もう一つ何か足りない気がしているので、もう少し考えてみます。
2019年3月28日
天然5年もの行者ニンニク(アイヌネギ)
奥尻、松前から初物のアイヌネギ(行者ニンニク)が入りました。天然ものです。えんぴつくらいの太さだと5年ものだと言われていますので、天然5年もののようです。
この時期のものは、柔らかくてアクも少なくて、生で食べるととても美味しいんですよ。
シロ(あさつきの新芽)とともに、新商品開発に使う予定です。
「行者ニンニク5年もの醤油漬け巻き刺身」、「ほたて貝のアイヌネギ焼き」や、「ほたて貝のアイヌねぎ入りバター焼き」などが候補にあがっています。こちらも開発のプロセスを報告を入れていきたいと思います。
2019年3月26日
シロってなに? 第二話
シロってあさつきの新芽だったようです。実はこのシロ、天然ものだそうで、おじいさんが野山に行って摘んで青果市場に出荷しているのだそうです。
美味しいので年間分欲しいなと思っていたのですが、青果の人に、「おじいさんが摘んでくる分だけだから無理じゃないかなあ」とのこと。
天然ものは、早春のこの季節だけなので、たくさん集めることは断念しましたが、あるだけでいいので、入ったら教えてと頼んでます。
これが天然のシロ(あさつきの新芽)です。
駒ケ岳マツタケ、行者ニンニク、たらの芽、ボリボリきのこなど、野山に天然で自生しているものって、なかなかお目にかかれません。こういうのは地元の人で、しかもご年配の方がよく知ってます。
でも、どこで採ってきたの?と聞いても、決まって「そんなの山へ行けばそこかしこにあるべ」と、はぐらかされるだけです。
いやあ・・、私もよく山へは行きますが、そこかしこになんか絶対ないですよ。笑
昨年の秋に黒部和牛の焼肉を食べに行った時のこと、老夫婦が営業しているのですが、ご主人が山から帰ってきて、「マツタケあったべ。食べてみるかい?」と、駒ケ岳で採れたてのマツタケを焼いてくれました。
なんと丸ごと焼いてくれて、いやあ、贅沢だなあ・・と思いながら食べてみると、鮮度がいいのもあってか、強烈な香りがしてとても美味しかったのです。
で、いつものごとく、「これってどこで採れるの?」と聞くと、店によく食べに行く親しい仲でも、さすがに教えてくれませんでした。
「今日は幸運だべ。1時間歩いただけで5本採れたんだ。」と、自慢話だけ聞かされました。 いやはや、ごちそうさま。笑
まあ、タダで食べさせてもらって文句言ってちゃいけませんよね・・。
そうそう、シロの話しですが、早速本格的な商品開発に入りました。素材が美味しいので、あまり手を加えず、馴染みある味付けにし、シンプルに仕上げたいと思います。
今年の開発方針である、美味しい、簡単にできる、安い。この3点を頭に置いて取り組みたいと思います。
ああ、そうそう、これはあまり知られてないんですが、大沼公園あたりにはアミガサダケも自生してるんですよ。アミガサダケ自体あまり知られてないキノコなので、噂にならないんでしょうね。
写真は大沼公園。この森のどこかに駒ケ岳松茸が。そしてアミガサダケも。
フランス語でモリーユmorille、イタリア語でモルケッタmorchettaです。
乾燥させて西洋料理の出しにしたり、ステーキのソースに入れたりと、用途が広く、非常に香りが良いきのこで、高価なんですよ。
生を見るのが初めてでした。生のうちは大きいので半信半疑でしたが、乾燥させると小さくなり、いつも使っていたアミガサダケでした。
香りも同じだし、やっぱりアミガサダケだ・・と嬉しくなりましたね。以前、私の家の庭にも生えていました。
自生している山菜や野菜が採れると、なぜか嬉しくなりますよね。いつも人の手を介して手にいれてるものが、山で採れるのが嬉しく、また、鮮度も良く、野生っていうのも魅力です。タダだからっていうのではなくて、もっと違う何かに惹かれます。
眼前に海があり、後ろには駒ケ岳、ここは本当に自然豊かなところです。もしかすると、自然が豊かである証だということ自体が嬉しいのかもしれません。
きっとそうだと思います。
2019年03月23日
シロって何? 第一話
数日前に、社員からシロって知ってますか?と質問がありました。
シロ?犬の名前みたいだけど・・、もちろん違うよね。笑
で、シロってなに?って聞くと、「私も知らなかったのですが、あさつきの新芽みたいですよ。」とのこと。
その時は、魚ではなかったので、へえ~と、軽く聞いていたのですが、ぬた和えにすると美味しいらしいですよとのことなので、酢味噌にあさつきの芽をさっと湯がいて和えて食べてみると、これがとても美味しかったんです。
これって北海たこのスライスと醤油漬けにしたあさつきの新芽で和えたらどうだろう?と、早速工場で作ってみました。
「ああ、結構いけるね。」新商品を作ろうか?と、味の調整を始めたのですが、その横に、ぬた和えのシロが置いてあって、「ん?もしかすると、ぬた和えと北海たこの組み合わせのほうが美味しいかも・・と、刺身用に輪切りにした北海たこと、シロのぬた和えを一緒に食べてみました。
「旨い!だんぜんこっちだ!」と、思わず大きな声を出して叫んでいました。
すぐに社員全員に参加してもらい、醤油漬けと和えた北海たこと、ぬた和えと北海タコの両方を味見してもらいました。
全員一致で、シロのぬた和えと北海たこの組み合わせでした。「うまい~~。」と、みんな絶賛です。
しかも、ぬた和えとタコを和えるのではなくて、タコとぬた和えを別にしておき、タコにシロのぬた和えを一本のせて一緒に食べると、どちらの素材感も感じることが出来て、非常に美味しかったのです。
シロのシャキシャキ感とほろ苦さと甘味感、酢味噌の甘みと風味が先に来て、そのあとタコの食感と味がじわっと出てきます。
いやあ、これは即決で決まったね。と、早速、あさつきの新芽のことを青果の方に調べてもらいました。
その結果、これは面白い商品になるぞ・・と、みんなワクワクしたのです。
続きはまた後日書きます。
2019年03月19日
春ぼたんえび3つの楽しみ方
北海道噴火湾、春ぼたんえび漁が解禁になりました。噴火湾のぼたんえびは古くからブランドで知られています。
今回は、落部(オトシベ)という漁港で水揚げれたぼたんえびです。
元気に生きたまま工場に運び、生きたまま3Dエアブラスト超急速冷凍します。
タッパ詰めするのですが、そ~っと詰めないとぴょんっと跳ねて最初からやり直しになります。
それくらい元気なんですよ。
解凍の仕方は、冷水解凍でも良いし、室温解凍でもいいです。
私のおすすめの食べ方は、まずは冷水解凍して短時間で解かして極めて鮮度の良いものを味わうのと、冷蔵解凍してそのまま1日目、2日目と食べ比べする方法です。
1日冷蔵庫に置くものは頭も食べることができます。
2日目のぼたんえびは頭は食べれないですが、、え?っと驚くほど甘みが出ます。
最高の甘味です。
とろっとした食感もいいですね。
さてさて・・まだ極めつけの楽しみがあるんですよ。
ぼたん海老の頭を味噌汁にすること!
最高の出しが出てほんとに旨いんです。
ぼたん海老だけでこれだけ楽しめるんですよ。
ぜひぜひお試しください。
2019年03月18日
和食、居酒屋向けほたて貝手間いらず商品開発
1つ、安価に仕上げること。 2つ、とびっきり美味しいこと。 3つ、調理に手間がかからないこと。
もちろん、北海道らしさを全面に出した素材一級、特色ある料理であること。
今回は、和風のほたて貝手間いらず商品の開発を数種作っています。
花わさびの醤油漬けを使ったり、行者ニンニクや北海道産の山わさびを使った料理を作ったりと、いろいろテストしています。
昨年は、洋風のトリコローレを開発しましたが、少し原価がかかりすぎて、少しお値段が高めの販売になってしまいました。
今回は、価格も含めてプロが納得できる料理の開発に取り組んでいます。
飲食店は人手不足が益々深刻化しているので、簡単に作れて、本格的で、しかもとびっきり美味しいこと。
そして安価であること。
なかなか手強い開発になると思いますが、他社の出来合いの冷凍食品ではさすがにお客様に提供できないでしょうから、差別化できるように、品質高く仕上げ、特色を持った料理に仕上げたいと考えています。
先日、人生最高のレストランで、木村拓哉が行者ニンニクの3年ものを醤油漬けにしたものを、刺身で巻いて食べたら最高に美味しかったと話していました。
そうと聞けば早速食べてみたくなるのが人情ってものですよね。
毎年、行者ニンニクは渓流の上流のほうへ摘みに行ってますが、今年はたっぷり摘んできたいと思います。
3年ものどころか、5年ものも沢山あるので、最高に美味しい刺身になると思います。
あと一か月程度で芽が上がってきますから、楽しみにしていてくださいね。
そうそう、昨年も沢山積んできたんですが、もっと上流から下りてきた釣り人が穴場を教えてくれたんですよ。
「この上流に行くと、こんなどころじゃないよ。」って。
でもあと一か月もあるんですよね・・。
ちょっと待ち遠しすぎです。笑
ではでは、ちょっと気の長い話しでしたが、楽しみにしていてください。
2019年03月11日
北海道、春の豊漁まつり(北海道フェア)開催
北海道、春の豊漁祭りが始まりました。5月いっぱいまで開催してますので、春の魚をどんどん掲載していきますね。
飲食店を取り巻く環境も年々厳しくなってきました。そんな中、ちょっとでも役に立てるよう私たちもがんばってまいります。ということで、今年の北海道フェアは、セールだけではなく、サービスも力を入れたいと取り組んでます。
あと、昨年春から計画を立てていた、さかなだマートオリジナル陶器の計画が動き始めました。
ちょっと面白いデザインや、楽しいデザインで自由にお皿などの陶器が作れたらいいなと考えていましたが、それが現実になりそうです。
飲食店でも、ちょっと他にないデザインのお皿で盛り付けできればオリジナリティを表現でき、お客様に喜んでいただけるのではないかと思います。
そんなことで、函館の窯元を探していましたが、先日伺ったところ、少数からでも応じてくれる窯元を発見しました。函館ではちょっと名のある方です。
形、デザインや色などをイメージ化してくれれば作りますよとおっしゃっていただき、早速デザインを考えているところです。
さかなの形をしたお皿や、楽しいデザインなど、個性的なお皿を揃えていきたいと思います。
また、飲食店様が、こんなデザインのお皿が欲しいなどの要望にも応えていきたいと思います。
できれば北海道フェア中にご案内できれば良いのですが、実際イメージ通りにあがってくるかなど試行錯誤しながら、まずは完成まで持っていきたいと思います。
完成すればご案内させていただきます。
2019年02月28日
新コーナーを設置
道南は、昨年、一昨年は大雪でしたが、今年は雪が少ない年でした。除雪機も5~6回出動した程度でした。今日は3月下旬近い気温で雪もほとんど解けてます。
さて、新しいコーナーを設置することになりましたのでご案内します。
コーナー名は、新商品お試し販売コーナーです。今後、新商品をどんどん発表していきたいと考えてますが、的を射たものを作らないと、お客様にとっても私たちにとっても無駄がたくさんできてしまいます。そこで、プロトタイプ(新商品試作品)として、お試し価格で買っていただき、実際飲食店で使っていただき、ご意見などがありましたら反映してより良い商品に仕上げていこうと考えています。
メーカーですから、ご要望の多くのことは実現できると思うのですよ。
また、コスト、品質、ロット、量、料理提案なども交えながら、実際にプロが扱えるまでに考えなければならない情報も、漏れなく提供し、ハードルが低くなるよう考えていきたいと思います。
早ければ、一品目の商品が明日には掲載できると思いますので、ご覧になってみてください。
2019年02月21日
春の北海道フェア準備中
春の北海道フェア企画が着々と進んでいます。
今回は、サービスに重点を置いて喜んでもらおうという企画で取り組んでいます。
例えば、飲食店様でよく使われる、ラミネートメニューや、魚や北海道の写真の提供。また、浜で水揚げされる動画や、漁、そして大自然の風景などを提供することが決まっています。
近年は、店内でプロモーションビデオを放映されるお店も増えてきているらしく、ぜひそういった迫力ある動画が欲しいとの声があがってきております。
さかなだマートは年、ドローンを使っての撮影も始めましたので、空から海から、そして陸からと、あらゆる角度から見せることが出来るようになりました。
他にも飲食店様が役に立つようなサービスが無いか考えているところです。
今のところ、3月10日くらいには開催したいと考えています。
お客様の中で、ぜひこんなサービスがあればというお声がありましたら、ご遠慮なくご連絡ください。ぜひお待ちしております。
2019年02月13日
冬の駒ケ岳
先日、久しぶりに晴れたので、駒ケ岳の撮影に行ってきました。駒ケ岳は見る方角によって全く違います。こちらは森町から見た駒ケ岳。鹿部町からでは、ゴリラの顔のように見えるのですよ。
そしてこちらが鹿部のとあるところから見た駒ケ岳。ゴリラの横顔に見えます。
森町の反対側から見た、大沼公園側からの駒ケ岳です。
2019年02月13日
北海道フェアに向けて
スーパータイムセール、よろこんでいただいてます。もう少し続けていきますので、よろしくお願いします。
今日は早朝から3年もののホタテ貝を落札してきました。鹿部町から北へ1時間ほど走ったところに八雲町がありますが、そこにある地方卸売市場です。
数日前までは、中国の旧正月で輸出が多く、一時的に高値になっていましたが、今日は相場も落ち着いて浜値も下がりました。3年ほたて貝でも今日は13cmサイズと大きなサイズが多かったので、納得いく仕入れでした。
気温も日中はマイナス1度と、ちょっと暖かくなったので、トラックに積んだ貝が凍ることもなく持ち帰ることが出来ました。
凍ると品質が落ちるので、いつも気がかりでなりません。
浜値は、いろんな要素で上がったり下がったりします。先週下がったから今週も安値だろうと意気込んで行くと高値になっていたりと、空振りすることも少なくありません。
地方卸売市場から中央市場へ流通しますが、中央市場が次の日休みだと安値になります。でも時化が続いて水揚げが少ないと高値になったり、海外資源が少なくなると高値になったりします。
また、水産メーカーが大口取引を請け負って買い占めに入ると相場が動いたり、ほんとにいろんな要素が浜値に影響を与えます。もちrん、資源減少などは、じりじりと少しずつ影響を与えてきます。
イカなんかは顕著な例です。ここ5年くらいで3倍近く値上がりました。
でもなかなか読めないんですよねえ・・。ほっけが3年くらい減少気味だったので、ホッケも消えていく魚かなと思っていたところ、昨年は大漁でした。
う~ん・・どこに居たのだろう?と頭をかしげるばかりです。
そうそう。今、北海たこの価格も改訂しました。結構安定して漁も上がってきているので、もう少し下げてもいいんじゃないかって、1割以上、販売価格を下げたところです。
今年は冬から相場が例年より安いので、夏も楽しみです。
3月から開催予定の北海道フェアも準備しているところです。商品の提供だけではなく、何か役に立つサービスがないかとミーティングしています。
お店で北海道フェアを考えておられる方は、ぜひ!連絡ください。ポスターの製作や、写真や動画の貸し出し、ラミネートメニューを印刷して無償で提供できるサービスも考えています。
ご遠慮なく相談くださいね。
2019年02月06日
雪下し
8日から北海道は大寒波にみまわれるようです。鹿部でも、最高気温がマイナス8度、最低気温がマイナス16度だそうです。
これくらいになると、漁船を停泊している港の海面が凍り始めます。船が出れないものですから、漁も出来なくなります。
今年は比較的暖冬で、雪も少なかったので、穏やかだなと思っていたら、なんのなんの。強烈な冬将軍が来ることになりました。
船が出ることができたとしても、気温がここまで低くなると、捕ってきた魚も船の中で凍り始めるので、ちょっとやっかいです。
上は、昔、海が凍った時の写真です。
っと・・、いやはや、全身が筋肉痛の兆しです・・。
今日は屋根に上って雪下しをしてたんですよ。積もりっぱなしになっていたので、今日こそはと意を決して、ハーネスやらカラビナ、エイトカンなどクライミング用具を引っ張り出してきて、落下対策を万全にして臨んでました。
降ってくる雪は軽いんですが、積もると、これが結構重いんですよねえ・・。除雪機を屋根の上に乗せることも出来ないので、スコップで雪下ろしです。
家は屋根の傾斜を大きくとってるので、勝手に滑り落ちてくるんですが、工場の屋根が傾斜が少なく、自然に落ちてこないんですよ。
以前、くらくらと来て落ちそうになったことがあったので、万一ってことを考えて、昔ロッククライミングをしていた時の道具を引っ張りだして重装備で臨んでいるんです。
あ、そうそう。気温が下がっていいこともあるんです。それは、大沼公園のわかさぎ釣りなんですよ。先日、東京からお客さんが来て、氷の大沼湖を案内したんですね。
ちょっと気温が高かったものですから、「氷が割れるんじゃないか??」って怖かったんです。
この連休あたり、仲間たちとわかさぎ釣りに行こうって言ってるので、8日に気温が下がってくれると、ガッチリ湖が凍るから氷が割れる心配は無くなります。
釣りに行ったら、また写真をアップしますね。
あ、そうそう。今年は3月から春の北海道フェアを開催したいなと企画してるんですよ。開催するようでしたら、事前に連絡入れますね。
2019年01月22日
品質長持ち、グレーズの付け方
グレーズって知ってますか?水産用語に近いので、意外と知らない方も多いのではと思います。
グレーズとは、魚を氷の膜で覆う技術なのですよ。真空包装の役目をします。
素材が酸素に触れなければ、酸化したり乾燥を防げます。鮮度保持は、第一に酸素に触れさせないことです。その役割をこのグレーズが果たすということです。
蟹は、必ずと言って良いほどグレーズをしてますが、カニは、真空包装ではトゲで袋が破れてしまい、適さないからです。品質を長持ちさせるためにちょっと厚めの氷の膜を付けています。
これがグレーズをかけたホッケです。氷の膜が出来たので、表面がつるっとしていて光が反射しています。
さてさて。グレーズの付け方ですが、まず魚を冷凍し、低温まで下げます。サバなどでしたら丸1日入れて、芯まで冷凍庫の低温限界温度まで下げます。
で、取り出す前に、ボールに冷たい凍り水を用意しておきます。かなり冷えたなと思っても5度くらいってこともありますから、温度計を入れて、極力0度近くなるまで氷を入れてくださいね。クラッシュアイス(砕いた氷)だとよく冷えます。
出来たら、サバを冷凍庫から取り出して、その氷水に数秒漬けてください。魚がマイナス20度近く冷えていると、サバの表面が凍り始めます。そしてその後、すぐにまた冷凍庫に戻します。
そうすると、魚の表面が氷で覆われ、酸化しない状態を作れるわけです。
サバを冷凍庫から出して、霧吹きを吹き付けて氷の膜を作るという方法もあります。氷水でうまくいかない場合はこの方法でも良いです。ただ、霧吹きの水も氷水が理想です。
例えば、ブロック冷凍した魚を流水でバラバラに離しますよね。その日使う分以外は、その時点で冷凍庫に入れておいて、あとは翌日グレーズを付ければ、従来より数倍鮮度が長持ちします。
但し、この方法は、魚自体の温度が高いと出来ないので、十分冷える冷凍庫を使ってくださいね。また、氷水の温度も重要ですよ。
2019年01月09日
羊蹄山
新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。今年もみなさまと共に、一歩ずつ歩んでゆければと願っております。
今年は元旦から読書にふけってました。しばらく多忙で勉強できなかったので、好きな本を買ってどっぷり浸かってました。
初詣以外はどこにも行かなかったかな・・。
とまあ、こんなゆっくりした正月でした。禅の本や、量子論の本、そして欠かさないのが魚の本です。こうやって振り返ると、見えない世界に興味があるのかもしれません。
陸の世界って、情報社会ということもあって、ネットや旅行に行ってだいたいは見えますよね。でも、地球に住んでながら、海の中ってなかなかわからないって事もあって好奇心をくすぐられるのだと思います。
情報社会でなんでも知ることが出来、見える化しているからこそ、見えない世界って魅力なんだと思うのです。また、見えない世界に大切なことがあるのではと感じるのです。
そんなことで、今年はもっと見えない世界へと視野を広げて、魚の世界に活かしていきたいと思います。