おさかな健康メモ - タラ
監修:(公社)北海道栄養士会 管理栄養士 坂田葉子
脂肪分が少なく、胃腸が弱い方でも無理なく食べられるので、ご年配の方や胃腸が虚弱な方にも最適です。
低脂肪で旨味成分が豊富
主な栄養成分はビタミンA、ビタミンD、たんぱく質、ビタミンB12、ヨウ素、セレンです。旨味成分のイノシン酸やグルタミン酸も豊富に含まれています。
ビタミンDは、カルシウム、リンなどの吸収力を高め、骨や歯を丈夫する作用があるので、骨粗鬆症の予防が期待できます。
ミネラルについては、青魚よりやや少なめですが、たくさんの種類をまんべんなく含んでいます。ビタミンB12は、血液を造り貧血を予防してくれます。
セレンはアンチエイジング(老化防止)作用があると言われています。
【調理・食べ方】
・タラのチーズ焼き
フライパンに油を少し入れ、タラを軽く裏表焼きます。焼いたタラにトマトソースをかけ、その上からパルメザンチーズをたっぷりとかけてオーブンで焼くだけです。タラのビタミンDとチーズのカルシウムが骨を強くし、骨粗鬆症の予防などが期待できます。
また、ビタミンDは油と一緒に摂ると吸収率が高まるので、最初にタラを軽く焼くのがおすすめです。
参考
・農林水産省
・免疫力を高める 健康食べ物・栄養食品効果効能ナビ